宋代沿海地域社會史研究

內(nèi)容概要

【刊行の辭】より
本書は、2009年10月に急逝された岡元司先生の遺稿集である。同年11月、総勢200人余を集めた「岡　元司先生を偲ぶ會」の席上にて、本書編集の発起がなされ、満場の賛意で迎えられた。それから約２年半、 多くの方々からの資金的?學(xué)術(shù)的援助を得、三回忌をすぎてようやくその刊行は現(xiàn)実のものとなった。
本書全21章を通観すれば、生前の先生がどれほど精力的に研究に邁進されていたか、改めて実感することができよう。病に罹られた後も、先生は所謂「にんぷろ」の指揮を執(zhí)る総括班の一員の役割を擔(dān)い、江南に臺北に或いはアメリカにと飛び回っておられた。御逝去直前の先生が広島大學(xué)の同僚に宛てたメールには「ちょっとお腹が張っているので、病院で水を抜いてきます」とあった。あくまで生きることにこだわり、研究にこだわる最期であった。その先生の研究の全體像が本書を通してようやく公になったことは、生かされた者のこの上なき喜びである。親しみやすい人柄と幅広い交遊で知られた先生には、多くの年若い研究者が勇気づけられ、また、様々に機會を與えられてきた。すでに先生は天上の人となったが、本書が今後はよすがとなり後進を勵ますであろうことを信じている。（「岡元司先生遺稿集」 編集委員會?実行委員會）

書籍目錄

口　絵
刊行の辭
第１部：地域社會史研究と方法論
第１章　地域社會史研究
第２章　宋代の地域社會と知――學(xué)際的視點からみた課題――
第３章　宋代地域社會史研究と空間?コミュニケーション
第２部：エリートの活動と地域社會
第４章　南宋期における科挙――試官の分析を中心に――
第５章　南宋期溫州の名族と科挙
第６章　南宋期溫州の地方行政をめぐる人的結(jié)合――永嘉學(xué)派との関連を中心に――
第７章　南宋期の地域社會における知の能力の形成と家庭環(huán)境――水心文集墓誌銘の分析から――
第８章　南宋期の地域社會における「友」
第９章　南宋期溫州の思想家と日?？臻g――東南沿海社會における地域文化の多層性――
第10章　南宋期浙東における墓と地域社會――対岸社會の一斷面――
第11章　宋代明州の史氏一族と東銭湖墓群
第12章　宋代における沿海周縁県の文化的成長――溫州平陽県を事例として――
第３部：基層社會の変容と信仰――地域社會から東アジア海域まで――
第13章　沿海地域社會を歩く――南宋時代溫州の地域文化が育まれた空間――
附録　宋元時代の浙東沿海地域社會とマニ教
第14章　疫病多発地帯としての南宋期両浙路――環(huán)境?醫(yī)療?信仰と日宋交流――
第15章　中世日本における疫病?信仰と宋文化――“海の道”がつなぐ東アジア――
第16章　海をとりまく日常性の構(gòu)造
第４部：地域社會と環(huán)境
第17章　南宋期浙東海港都市の停滯と森林環(huán)境
第18章　周防から明州へ――木材はなぜ運ばれたか――
第19章　中國の森林環(huán)境を考える旅
第20章　地中海と東アジア海域の環(huán)境に関する覚書
第21章　環(huán)境問題の歴史からみた中國社會――森林?伝染病?食文化――
岡元司略歴?業(yè)績目録／後序１（山根直生）?後序２（寺地　遵）／あとがき／索　引

圖書封面

圖書標(biāo)簽Tags

無

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