スローフードな人生!―イタリアの食卓から始まる

出版時(shí)間:2003/4  出版社:新潮社  作者:島村 菜津  

內(nèi)容概要

ファーストフードは世界中どこでも気軽に食べられ、安くて、似たような味で注文に迷うこともない。その便利さは明らかだ。しかし、それでは本當(dāng)にものを食べたことにならないと考え、その土地その土地の風(fēng)土から生まれてくる料理を大切にすることで食文化を見直そうとしている団體がある。それが本書に紹介されている「スローフード協(xié)會」である。この協(xié)會は北イタリアのブラという田舎町で1986年に設(shè)立された。ちょうどローマにマクドナルドの1號店が開店し、それをめぐる騒動がマスコミによって大きく報(bào)道されていたころのことだ。
もっとも、著者が冒頭で指摘しているように、スローフード運(yùn)動のことをファーストフードの不買運(yùn)動かなにかと早合點(diǎn)してはいけない。それは、著者の言葉を借りれば「深遠(yuǎn)な哲學(xué)を秘めたムーブメント」なのだ。人と人、人と自然の関係性の根底に食があるという思想を掲げ、スローフード協(xié)會は食にかかわる人々の間に共鳴者の輪を広げてきた。今では世界に6萬人もの會員がいるという。
著者はそのネットワークのあちこちに顔を出し、ときには愉快な、ときには頑固な、食の職人や食の哲學(xué)者たちと語り、飲み、食べる。スローフードは単なる美食ではなく、また自然食運(yùn)動というのともひと味違う。大事なのは人間と食のかかわりである。だから、著者は人間を描くのに相當(dāng)な力を注いでいる。登場人物のせりふに軽快なリズム感がある。おしゃべりなイタリア人がそこにいるようである。(松本泰樹) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設(shè)定されていない版型に関連付けられています。
內(nèi)容(「BOOK」データベースより)
「スローフード」って何だろう?イタリアの小さな町で始まった、靜かに広がりつつある、しかしどこか間の抜けた感のあるムーブメント。それは、だらだら食事をすることでもないし、金にあかせて高い食材を買うことでもない。スローフードの真髄を追う著者は、イタリア各地の人々を取材し、彼らの日常の食卓に息づく深遠(yuǎn)なる哲學(xué)に出會う。スローフードとは生き方の問題なのだ。

作者簡介

1963(昭和38)年、福岡県生まれ。東京蕓術(shù)大學(xué)蕓術(shù)學(xué)科でイタリア美術(shù)史を?qū)煿イ贰⒆錁I(yè)後にイタリアへ留學(xué)?,F(xiàn)在は、食、紀(jì)行、美術(shù)、映畫などの記事を各誌に寄稿。著書に『エクソシストとの対話』(小學(xué)館ノンフィクション大賞優(yōu)秀賞受賞)などがある。ニッポン東京スローフード協(xié)會會員(本データはこの書籍が刊行された當(dāng)時(shí)に掲載されていたものです)

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