出版時間:2001-11-6 出版社:太田出版 作者:駕籠真太郎
Tag標(biāo)簽:無
作者簡介
初出:マンガ?エフ 2000年8月號~2001年2月號、マンガ?エロティクスF 2001年Vol.1~6
マンガ?エロティクスFで連載された長編作品。解脫することによって到達(dá)できる「想界」という人間の意識宇宙みたいな世界と、現(xiàn)世を行き來することによって繰り広げられる物語。駕籠真太郎としては珍しい続きモノの長編。「パラノイアストリート」とかも連載だけどあちらは基本的に一話完結(jié)。こちらは完全に続き物で、各話ごとのヒキも強(qiáng)い。で、これがまとめて読むとすごくまとまりもいいし読みごたえがあってとても面白かった。
主人公は普段學(xué)校ではイジメられている紺野さんという少女。彼女は體に悪そうな加工食品の毒性とかによって、本來は修行を重ねないといけない想界にアクセスする力を持っている。想界はまるで宇宙のような空間でそこにはいろいろな人間の想念が、物質(zhì)として形をとってぷかぷか浮かんでいるのだが、紺野さんらそこにアクセスできる者はそれを自由にひっかき回したり混ぜ合わしたりすることができてしまう。その世界から紺野さんは自分をイジメた人の、封印されていたイヤな記憶を掘り起こしたりして復(fù)讐したりする。そのうち想界にも、他人に別人格を植えつけ、それを盆栽のように育てる者が現(xiàn)れたりして、紺野さん自身もそれによって操られたりするようになる。
まずこの作品では想念世界と現(xiàn)実世界のリンクの仕方がとても興味深く面白い。実際に想念が別の世界で物質(zhì)として存在しているという発想、そしてそういった事象を描き出していくアプローチは、ひどくSF的である。あと想念世界の姿もカッコイイ。紺野さんたちはそちらには、まるで映畫「TRON」の登場人物のような姿形で出現(xiàn)する。想念の形も実にメカメカしくて、異様にサイバーでクール。駕籠真太郎の作畫もすごくスタイリッシュになったなあと感じる。そして物語のつながりも良くて、めくるめく展開に目が回しながら最初っから最後まで一気呵成にガーッと読めた。というわけで駕籠真太郎は長編もかなりイケるということが分かったので、そのうちまた新作に挑戦していただきたい。
(2001/10/28)
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