蹴りたい背中河出文庫わ1-2

出版時(shí)間:2007-4-5  出版社:河出書房新社  作者:綿矢りさ  

內(nèi)容概要

『インストール』で文藝賞を受賞した綿矢りさの受賞後第1作となる『蹴りたい背中』は、前作同様、思春期の女の子が日常の中で感受する「世界」への違和感を、主人公の內(nèi)面に沿った一人稱の視點(diǎn)で描き出した高校生小説である。
長谷川初実(ハツ)は、陸上部に所屬する高校1年生。気の合う者同士でグループを作りお互いに馴染もうとするクラスメートたちに、初実は溶け込むことができないでいた。そんな彼女が、同じくクラスの余り者である、にな川と出會(huì)う。彼は、自分が読んでいるファッション雑誌のモデルに、初実が會(huì)ったことがあるという話に強(qiáng)い関心を寄せる。にな川の自宅で、初実は中學(xué)校時(shí)代に奇妙な出會(huì)いをした女性がオリチャンという人気モデルであることを知る。にな川はオリチャンにまつわる情報(bào)を収集する熱狂的なオリチャンファンであった。
物語の冒頭部分を読んだだけで、読者は期待を裏切らない作品であることを予感するだろう。特に最初の7行がすばらしい。ぜひ聲に出して読んでいただきたい。この作家に生來的に備わったシーン接続の巧みさや、魅力的な登場人物の設(shè)定に注目させられる作品でもある。高校1年生の女の子の、連帯とも友情とも好意ともつかない感情を、気になる男子の「もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい」思いへと集約させていく感情と行動(dòng)の描寫も見事だ?,F(xiàn)在19歳の作者でなければ書くことができない獨(dú)自の世界が表現(xiàn)されている。 (榎本正樹) --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

作者簡介

綿矢 りさ(わたや りさ、本名:山田 梨沙〈やまだ りさ〉、1984年2月1日 - )は、日本の小説家。
高校在學(xué)中「インストール」で文藝賞を當(dāng)時(shí)最年少の17歳で受賞しデビュー。大學(xué)在學(xué)中の2004年、「蹴りたい背中」により19歳で芥川賞受賞(金原ひとみと同時(shí)受賞)、同賞の最年少受賞記録を大幅に更新し話題となる。2006年に長編第3作『夢を與える』を発表。早稲田大學(xué)教育學(xué)部國語國文學(xué)科卒業(yè)後は専業(yè)作家として活動(dòng)している。2012年、『かわいそうだね?』で大江健三郎賞を最年少で受賞する。
筆名の「綿矢」は、姓名判斷を參考に中學(xué)時(shí)代の同級(jí)生の姓「綿谷」から拝借したもの。

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