華岡青洲の妻

出版時間:1970-2-3  出版社:新潮社  作者:「日」有吉佐和子  
Tag標(biāo)簽:無  

內(nèi)容概要

江戸後期、世界で初めて全身麻酔による手術(shù)に挑んだ紀(jì)州の名醫(yī)青洲。一人の天才外科醫(yī)を巡る嫁姑の凄まじい愛の爭奪。
世界最初の全身麻酔による乳癌手術(shù)に成功し、漢方から蘭醫(yī)學(xué)への過渡期に新時代を開いた紀(jì)州の外科醫(yī)華岡青洲。その不朽の業(yè)績の陰には、麻酔剤「通仙散」を完成させるために進んで自らを人體実験に捧げた妻と母とがあった――美談の裏にくりひろげられる、青洲の愛を爭う二人の女の激越な葛藤を、封建社會における「家」と女とのつながりの中で浮彫りにした女流文學(xué)賞受賞の力作。

作者簡介

有吉佐和子(1931-1984),和歌山生れ。東京女子大短大卒。1956(昭和31)年「地唄」が芥川賞候補となり文壇に登場。代表作に、紀(jì)州を舞臺にした年代記『紀(jì)ノ川』『有田川』『日高川』の三部作、一外科醫(yī)のために獻身する嫁姑の葛藤を描く『華岡青洲の妻』(女流文學(xué)賞)、老年問題の先鞭をつけた『恍惚の人』、公害問題を取り上げて世評を博した『複合汚染』など。理知的な視點と旺盛な好奇心で多彩な小説世界を開花させた。

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