ジャズ昭和史 時代と音楽の文化史

出版時間:2013-8-9  出版社:DU BOOKS  作者:油井正一,行方均  

內(nèi)容概要

未完、未発表の自敘伝『もうひとつの昭和史』併録。
ジャズ評論界の巨人が語り、綴る、探求の日々と激動の時代。
第一回 日本にホンモノのジャズがやって來た時
○歴史とは人それぞれ異なるもの、これは僕のジャズ昭和史
○ジャズは白人のもの? 誰も黒人ジャズを意識しなかった
○一九五〇年代後半、アメリカの黒人意識の変化をジャズは反映する
○植草甚一ジャズに熱中、日本ジャズ評論界に新風を吹込む
第二回 慶應予科の一學生、ジャズにめざめる
○洋畫を通じて洋楽の魅力を知り、そしてジャズとすれ違う
○誰もが暗中模索でポピュラー音楽を楽しんでいた時代
○名著『ホット?ジャズ』を入手し、一晩でジャズ開眼する
○榛名靜雄の「ダンスと音楽」誌に最初の依頼原稿を書く
第三回 洋畫とジャズと戦雲(yún)の中の青春
○先輩野口久光の知遇を得、早大生河野隆次と意気投合する
○河野君と情報交換してあちこちのジャズ喫茶に名盤を求める
○開戦前夜、千住の河野君宅にブルーノート盤が漂著する
○戦雲(yún)の中のナン?ウィンへの戀、そして戦下のジャズ?ファン
第四回 ラジオと進駐軍にジャズを求めたころ
○蓄音器に座ぶとんをかぶせて聴いたSPレコードがすべて灰に
○占領軍のジープに驚いてデューク?エリントンを思う
○NHKとFENを頼りにジャズ?ファンを再開する
○駐屯地の米兵と親しくなりジャズ誌やジャズ書を手に入れる
第五回 「ホット?クラブ」創(chuàng)立秘話?前編 (ゲスト:石原康行)
○求め回った米軍の戦地慰問用レコード、Vディスク
○奇人変人を見たければ中古レコード屋の親父に會え
○上野の「イトウ?コーヒー」を舞臺に「ホット?クラブ」誕生
第六回 「ホット?クラブ」創(chuàng)立秘話?後編 (ゲスト:石原康行)
○戦時中の「ジャズ?ファン殘酷物語」は実在したのか?
○ホット?クラブ、『ジャズの歴史』を監(jiān)修し大成果を生む
○評論家やレコード、放送業(yè)界人を輩出し現(xiàn)在に至る
第七回 畏友河野隆次とレコード業(yè)界裏話
○河野隆次、ビクターに入社し日本最初のモダン?ジャズを録音
○日本にバップを持ちこんだジミー荒木少尉との奇妙な出會い
○松下幸之助、ズボラ集団のレコード會社を一喝する
○數(shù)々の大ヒットを飛ばした河野プロデューサーの奇策
第八回 わが國初の「ジャズ講座」と舞臺裏 (ゲスト:中村宏)
○日本の大學で初めてジャズに正面から取り組んだ慶応「ジャズ講座」
○第一次ジャズ?ブーム後の、理論的にジャズを聴こうという気運
○頓挫したNHKのジャズ?レコード?ライブラリー総データ化計畫
第九回 空前のジャズ?ブームの真実?前編 (ゲスト:ジョージ川口)
○満州航空乗員養(yǎng)成所の若き副教官、墜落するも九死に一生を得る
○指名手配中の大連の人気ドラマー、命からがら故國に戻る
○もっと金とジャズ、高給でゲイ?クインテットに引き抜かれる
第十回 手探りのファンを?qū)Гい繗W米のジャズ書
○戦前の二大名著、『ホット?ジャズ』と『ジャズメン』
○黒人ジャズを理解する國イギリスの名音楽紙「メロディー?メイカー」
○好著『ジャズ?ブック』翻訳と「ミュージック?ライフ」連載
○版を重ねる『ジャズの歴史物語』と後の集大成『ジャズの歴史』
第十一回 空前のジャズ?ブームの真実?後編 (ゲスト:ジョージ川口)
○人気のGK(ジョージ川口)、尊敬するGK(ジーン?クルーパ)と會う
○ゲイ?セプテットとシックス?ジョーズからスーパーバンド誕生!
○時代のファッションもリードしたスーパーバンド、ビッグ?フォー
第十二回 アメリカに架ける橋 (ゲスト:秋吉敏子)
○オスカー?ピーターソンに助けられてバークリー音楽院に留學
○ロスに寄り道、ジャズ?シティでマイルス?クインテットを聴く
○ジャズ界に貴重な異國の女性としてバークリーの宣伝を擔わされる
○異國の女流ピアニスト仲間、ユタ?ヒップと三十年ぶりに再會
第十三回 『ジャズ昭和史』前史?前編――日本ジャズ界の夜明け
○日本のジャズの流れは上流家庭の子弟の関心から始まる
○ある大衆(zhòng)音楽が上流階級を通じて流布される世界的事実
○大のエリントン狂だった英王室の「世紀の戀」の主人公
第十四回 昭和ジャズ音盤変遷史
○主力の日本ビクター、日本コロムビアとラッキー?レコード
○新興デッカ?レコードをポリドールが獲得するが
○SP時代の一曲単位のジャズ喫茶を思えば今は退屈
○戦後間もなく、CBS対RCAの長時間レコード競爭
○ラジオ局のエンジニアさえLPを知らなかった
○ジャズの長時間録音の可能性を読み切れず、EPを選ぶ
第十五回 JATP來日騒動記
(ゲスト:牧芳雄)
○ラジオ関西の生番組で期せずして電リクを発明する
○タイヘイ?レコード、マーキュリーを獲得しJATP発売
○〈パーディド〉に乗って、羽田から寒空のオープンカー?パレード
第十六回 『ジャズ昭和史』前史?後編――ジャズメン、関西へ
○大阪のダンス?ホール?ブームとチェリーランド?ジャズ?バンド
○奇術師松旭斎天勝が連れ帰った本場シカゴのジャズ?バンド
○チェリーランド、天勝バンド、神戸の南里文雄、淺草電気館に集結(jié)
第十七回 『ジャズ昭和史』の二十世紀文化的背景
○二十世紀文化のハイライトを形成する一九五〇年代後期
○二十世紀的なさまざまな文化が変動のピークを経験
○映畫産業(yè)が生んだウエスト?コースト?ジャズとその限界
○ピークを極めたモダン?ジャズ文化の伝播の同時性
第十八回 最初の名門ジャズ?バンド、ゲイ?セプテット(ゲスト:レイモンド?コンデ)
○盲腸を切りに來日、早稲田で學びながらジャズマンに
○結(jié)婚して帰化、日本人ミュージシャンとして過ごした戦下の日々
○グッドマン?コンボを手本にしたオールスター?バンドの誕生
第十九回 ロックウェル?レコード物語
○日本人によるジャズを! ロックウェル?レコード誕生
○ディキシー、スイング、モダン、一九五〇年代の三枚のEP
○通信販売で自宅で梱包し発送、各二百枚を完売
○渡辺貞夫を含む藤井英一カルテットの未発表LP録音
第二十回 「モダン?ジャズ名盤蒐集會」の仕事
○処分されたチャリティ?レコード、幻の『エリントン?イン新潟』
○ハード?バップよりも『真夏の夜のジャズ』の白人ジャズが主流
○第一回にUAのアート?ファーマー『モダン?アート』を選定
第二十一回 「名盤蒐集會」とジャズ?メッセンジャーズ
○パリでライヴ録音されたもうひとつの〈モーニン〉
○トップ?ランク経由のブルーノートとの契約を斷念
○『サンジェルマンのジャズ?メッセンジャーズ』はいかに売れたか
○各界の注目を浴びたジャズ?メッセンジャーズ初來日
第二十二回 ジャズ喫茶黃金時代がやって來た (ゲスト:中平穂積)
○伝説のジャズ喫茶「DIG」、新宿のビル三階に開店す
○第二店渋谷「DIG」のレコード盜難、『マタドール』事件の真相
○オリジナル盤こそジャズ喫茶の命、これぞ往年のヒット盤
最終回 ジョン?コルトレーン以降
○大感動の來日公演、コルトレーンは今も生きている
○フリー?ジャズはここまで來ちゃったなあ、という時代
○従來のジャズの解體と『ビッチズ?ブルー』の示した道
○トミー?フラナガン『オーヴァーシーズ』に始まる幻の名盤ブーム
○タクト、TBMが先陣を切った本格的邦人ジャズ録音
○不遇の時代を支えた日本のファンの共感がジャズの明日を育む
油井正一自敘伝もうひとつの昭和史
プロローグ~昭和十年、春
第一章 ジャズとの出會い
戦後の淀川長治さんのこと/『雪國』の蕓者駒子に會う/
改めて聴きなおしたビリー?ホリデイのレコード
第二章 生家のこと
関東大震災/橫浜から神戸へ
父が天職とした羽二重
第三章 神戸の少年時代/三宮町一丁目に居を定める
地獄谷の美人姉妹/還暦記念にはじめた囲碁
第四章 歌と映畫と歌舞伎と寄席と
淡谷のり子さんのこと/若き日の徳川夢聲の話術
ジャック?ベニーの見事な間/受験で上京し映畫と歌舞伎三昧
落語の名人たち
第五章 戦下の青春
その日現(xiàn)場を歩いた二?二六事件/うきうき徴兵検査
戦下の結(jié)婚/臺場の高射砲將校時代
怖い死と怖くない死/東京大空襲
第六章 戦後の転変
終戦の日/油井商店の再建
東銀座の事務所/民間テレビ開設のお手伝い
田中角栄の魅力
第七章 ジャズ評論家として
エプロン寄席/ジャズ?メッセンジャーズ初來日
ポール?ブレイの記者會見/僕のワープロ修行
油井正一アーカイヴにて、油井正一先生を思う(行方均)
1 アーカイヴが伝えるもの
2 評論家油井正一の原點
3 未完の遺作『もうひとつの昭和史』
油井正一年譜 (資料提供:油井正太郎)
編者あとがき

作者簡介

油井正一(ゆい?しょういち) 橫浜市生まれ。慶應義塾大學法學部卒業(yè)。學生時代よりレコードの収集、ジャズ評論の執(zhí)筆を開始。 戦時中は兵役に就き、前橋陸軍予備士官學校から東部22部隊へ配屬され、將校として高射砲部隊にいた。 戦後は評論活動を再開し、ラジオ神戸(現(xiàn)?ラジオ関西)で「ジャズ?アメリカーナ」という番組を擔當。その後評論家としての本格的な活動に入った。 雑誌等への執(zhí)筆の他、ラジオ番組にも數(shù)多く出演し、特に1973年から1979年にかけてFM東京などで放送された『アスペクト?イン?ジャズ』は名番組と評された。 東京藝術大學、桐朋學園大學、東海大學などでジャズに関する講義も擔當した。1996年には勲四等瑞寶章を受ける。1998年6月8日沒、79歳沒。
行方均(なめかたひとし) 一九五一年生まれ。早稲田大學政治経済學部卒業(yè)。レコード?プロデューサー。一九八三年からブルーノート、一九八八年から加えてその姉妹レーベル、サムシンエルスの制作、編成を手がけ、數(shù)々のジャズ作品を內(nèi)外に送る。編著書?訳書に『21世紀版ブルーノート?ブック』(ジャズ批評ブックス)、『ブルーノート再入門』、『ブルーノート?レコード』(朝日文庫)、『ブルーノート?アルバム?カヴァー?アート』『ジャズ?ウエスト?コースト』(美術出版社)、『ブルーノート?オリジナル?プレッシング?ガイド』(DU BOOKS)他。二〇一〇年から衛(wèi)星ラジオ放送ミュージックバード『プロファウンドリー?ブルー』のパーソナリティを務める。

圖書封面

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