中國訴訟社會史の研究

出版時間:2011-3  出版社:京都大學(xué)學(xué)術(shù)出版會  作者:夫馬進 編  
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內(nèi)容概要

歴史時代の中國社會は法や権利ではなく、儒教倫理にもとづく禮や恭順によって成り立ってきたと考えられ、民事紛爭を解決するための法廷がなかったとされている。こうした誤った理解を払拭するために、日中の代表的な研究者が、おびただしい文獻資料を渉猟しながら、各時代における政治?経済?市民生活と訴訟との関連を明らかにする。

書籍目錄

まえがき
第一部
第一章 中國訴訟社會史概論……夫馬 進
第二章 後漢後半期の訴訟と社會——長沙東牌樓出土一○○一號木牘を中心に……籾山 明
第三章 隋唐時代の相州における司法と社會——“訴訟社會”の成立の前提……辻 正博
第二部
第四章 中國近世における親子間訴訟……水越 知
第五章 なぜ“冤抑”を訴えるのか——明代における告狀の定型……谷井 陽子
第六章 “鄉(xiāng)土社會”か“好訟”社會か?——明清時代の“好訟”社會の形成およびその諸相……陳 寶良(水越 知 訳)
第七章 把持と応差——巴県檔案見清代重慶商貿(mào)訴訟……范金民(箱田惠子 訳)
第八章 清代の京控——嘉慶朝を中心に……阿風(fēng)(井上充幸 訳)
第九章 近世中國における行政訴訟の一齣:“民告官”——烈婦の顕彰と挙人の身分を例に……伍躍
第十章 自理と上申の間——清代州県レベルにおける命案処理の実態(tài)……寺田 浩明
第三部
第十一章 北京政府時期の覆判制度……田邉 章秀
第十二章 “民刑混沌”から“民刑分立”へ——民國初期の大理院民事裁判における法源……黃源盛
第十三章 現(xiàn)代中國律師(弁護士)像……淺井 正
第四部
第十四章 清代巴県銭債案件の受理と審判——近世イギリス法を背景として……王志強 (田邉 章秀 訳)
第十五章 判決がでたあと——江戶時代の“訴訟社會”像……大平 祐一

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