昭和の創(chuàng)作「伊賀観世系譜」 梅原猛の挑発に応えて

內(nèi)容概要

伊賀観世系譜とは、昭和３２年から３８年にかけて、伊賀の郷土史家久保文雄氏が紹介した上島家所蔵の観世家関係の系譜資料である。観阿彌の出身を伊賀とし、楠木正成の甥とするこの系図は、杉本苑子や白洲正子、平泉澄などに興味を示されてきた。學(xué)界は當(dāng)初から否定的であったが、今回、梅原猛氏の挑発に応え、本書をあらたに書き下ろし、総合的に考察、昭和に創(chuàng)作された偽系図であることを論証する。

書籍目錄

第１章　伊賀伊賀観世系譜の內(nèi)容とそれへの評価（久保文雄紹介の伊賀観世系譜の內(nèi)容
伊賀観世系譜についての久保の把握
伊賀観世系譜をめぐる諸家の評価
伊賀観世系譜への平泉澄博士?梅原猛の評価とそれへの批判
伊賀観世系譜をめぐる表章の昔の発言
伊賀観世系譜をめぐる久保の見解への疑問）
第２章　伊賀観世系譜は近代の創(chuàng)作（伊賀観世系譜は現(xiàn)存諸資料に基づく編纂物
伊賀観世系譜は吉田本『世阿彌十六部集』以後の編纂
伊賀観世系譜は昭和以降の編纂—『能楽源流考』や野々村氏著書を利用している
余説あれこれ）
第３章　楠木氏縁戚説も播磨永富家縁戚説も伊賀系譜の創(chuàng)作（楠木氏と観世家縁戚説は架空
播磨永富家との縁戚説も架空）

圖書封面

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