中世地域社會と將軍権力

出版時間:2012-4-30  出版社:汲古書院  作者:菱沼 一憲 著  
Tag標簽:無  

內(nèi)容概要

史料との格闘のなかから、新たな歴史概念としての「地域社會論」?「將軍権力論」を提起した畫期的論考。
【本書】より
本書は、著者の一九九六年から二〇〇六年までに発表した論文に、新稿を加えて構(gòu)成している。ただし、既発表の論文については大幅に加除再編して掲載したので、ほぼ全編、書き下ろしといっても過言ではない。
題名に地域社會と権力とあるように、地域社會と権力の関係について、平安末期の內(nèi)亂と、それに伴う鎌倉幕府の成立を素材として検討した。一言に地域社會とはいっても、各分野で様々な使われ方をするが、本書では、國家と対置されるべき、共同體、コミュニティーといった組織體を念頭においている。また將軍権力については、源頼朝が征夷大將軍=將軍に補任されて以來、武家棟梁たる者がこれに補任され、何らかの國家的機能を果たしていた、という前提から、武家政権の首班が行使すべき國家的権力という意味で使用している。よって、特に「征夷大將軍」という官職にこだわっているわけではない。
封建制?主従制?在地領(lǐng)主制は、中世史研究のベースとなる概念であり、これら概念に基づいて史料が読み解かれ、封建制論?主従制論?在地領(lǐng)主制論が導(dǎo)かれてきた。本書では、これらに替わるべき歴史理論?概念として地域社會論、將軍権力論を提起したつもりである。あるいは、「はねっかえり」と眉をひそめたり、意味が分からないと無視したりする人が多いやもしれない。しかし史料に書いてあるとおりに読み解き、事
例を収集して整理してみた結(jié)果がこれであり、自分では奇をてらったつもりは全くない。大方のご批判をいただき、議論を深められれば幸いである。

書籍目錄

序 章 本書の視角――鎌倉幕府成立史の議論と課題から――
幕府成立史論の骨格――私的主従制から封建國家へという視角――/
公権授受論と川合康の地頭論/幕府論?內(nèi)亂論の再構(gòu)築にむけて
本書の概要
大名小名社會論の提起――Ⅰ部を中心として――
內(nèi)亂史における地域社會論の模索?大名小名社會の抽出?大名小名社會から御家人制へ?
頼朝権力による大名小名社會の改編
幕府內(nèi)?外秩序の構(gòu)築と將軍権力――Ⅱ部を中心として――
御家人制における上下秩序?幕府內(nèi)上下秩序と將軍権力?
武士狼藉停止令と統(tǒng)治権的支配の問題?內(nèi)亂後秩序の構(gòu)築における武士狼藉停止の役割?
幕府內(nèi)、外秩序と將軍権力?まとめにかえて――中世の社會?國家における上下秩序――
Ⅰ部 內(nèi)亂と地域社會
第一章 地域社會の成立と內(nèi)紛
1節(jié) 曾我物語にみるプレ武家社會
2節(jié) 鎌倉幕府の前身としての東海道東辺大名小名社會――駿河?伊豆?相模?武蔵?房総――
第二章 地域社會間抗爭から政権爭奪へ
1節(jié) 木曾義仲の挙兵と東信濃?西上野地域社會〔挙兵と市原の合戦/橫田河原の合戦〕
2節(jié) 地域紛爭から政権爭奪へ〔保元新制體制と北陸紛爭/東國の地域紛爭とその結(jié)末〕
第三章 公武権力の連攜と地域
1節(jié) 在京頼朝代官源義経〔上洛以前/軍事?警察/行政/総括〕
2節(jié) 伊勢伊賀地域をめぐる公武権力
〔伊勢伊賀平氏の亂(元暦元年の反亂?元久元年の反亂?両反亂の共通點)〕
〔伊勢の地域支配と公武権力〕
第四章 幕府の成立と地域社會の転換
〔幕府の成立と地域社會/地域社會の転換〕
Ⅱ部 將軍権力の生成
第五章 源頼朝「御権威」の成立と新秩序
1節(jié) 源頼朝獨裁権力への道のり〔挙兵期における土肥実平/地域棟梁連合體制における上総介広常/
獨裁権力の後継者〕
2節(jié) 御家人制の立體的把握〔勝長壽院供養(yǎng)の儀/布衣供奉人と門客/隨兵と昵近衆(zhòng)/門客門葉?
昵近衆(zhòng)にみる幕府內(nèi)上下秩序/鎌倉內(nèi)供奉衆(zhòng)の抽出とその位置付け〕
《頼朝期守護人表》?《非鎌倉內(nèi)供奉衆(zhòng)で新恩給付された御家人の內(nèi)訳》?《鎌倉內(nèi)供奉衆(zhòng)表》
3節(jié) 勧進にみる諸國大名と源頼朝の「御権威」
第六章 武士狼藉停止と安堵
1節(jié) 武士狼藉停止の機能〔壽永三年二月宣旨について/鎌倉殿両御使の狼藉停止〕
2節(jié) 武士狼藉停止から所務(wù)沙汰へ〔文治?建久年間の武士狼藉停止/理非裁判への政治的道筋〕
第七章 統(tǒng)治手段としての地頭制度
1節(jié) 文治勅許と沒官領(lǐng)地頭制度〔沒官刑に関する先行研究と問題點/
沒官刑の主権と執(zhí)行手順(沒官刑の主権の所在について?謀人跡暫定占拠(=點定)期間の想定)〕
2節(jié) 地頭淵源――地域軍事管理官としての地頭――〔文治勅許以前の地頭の地域性の問題/地頭の軍
事管理官的性格/文治勅許以前の「地頭職」知行例〕
第八章 地域社會と將軍権力
壽永二年十月宣旨の位置付け/西國軍政機構(gòu)と安堵體系/新支配身分の創(chuàng)出/平家政権と內(nèi)亂/
支配手段としての沒官安堵システム
終 章 前近代における地域と権力――その俯瞰的検討――
あとがき
索 引(事項?人名?地名)
附表1 《頼朝期新恩給與表》          附表2 《頼朝期供奉人表》
附表3 《文治~建久年間武士狼藉表》    《御家人分布図》

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