小中村清矩日記

內(nèi)容概要

【解説】より　本書(shū)は、小中村清矩（1821―1895）の日記を翻刻して刊行するものである。小中村清矩は、江戸時(shí)代後期から明治時(shí)代にかけて
江戸?東京で活動(dòng)した國(guó)學(xué)者で、律令や日本史、古典文學(xué)、古典籍、有職
故実など多岐に渉る分野について、文獻(xiàn)に基づいて研究を進(jìn)めた。神官や教部省、內(nèi)務(wù)省などに勤務(wù)したほか、皇室典範(fàn)の制定に関わるなど形成期の明治政府に出仕し、明治二十三年には貴族院議員に勅選されている。
また、帝國(guó)大學(xué)、皇典講究所、國(guó)學(xué)院などで教壇に立っている。
小中村清矩の學(xué)問(wèn)は、文獻(xiàn)を重視する考証學(xué)的なものであった。そして
その學(xué)問(wèn)は、江戸時(shí)代から重層的に形成された、いわばネットワークともいうべき交友関係に支えられていた。日記からは、そうした人脈が、蔵書(shū)や知見(jiàn)の貸借や交換だけではなく、古典講習(xí)科の設(shè)置や、「古事類苑」の編纂事業(yè)においても、遺憾なく発揮されていたことがわかる。さらに、明治國(guó)家形成期に政府の制度設(shè)計(jì)の陰で、歴史的沿革や起原の調(diào)査にあたるブレーンとして活動(dòng)していたことも、日記から具體的に分かる。明治國(guó)家形成の基盤(pán)の一つを提供したであろう國(guó)學(xué)者の學(xué)問(wèn)生活自體を目の當(dāng)たりにすることができるのである。そして、明治二十年代までは、そのような國(guó)學(xué)が政府から求められ、國(guó)學(xué)者もそれに応えた學(xué)問(wèn)の構(gòu)築を構(gòu)想していたのであった。一方で、そうした學(xué)問(wèn)の構(gòu)想や実體を有しつつも、考証派の國(guó)學(xué)者たちの學(xué)問(wèn)は、法制史、國(guó)文學(xué)、書(shū)誌學(xué)、歴史學(xué)などの近代的な學(xué)問(wèn)的枠組に分化しつつ、継承あるいは受容されていった可能性も見(jiàn)逃すことはできないだろう。そのように考えると、小中村清矩、そして「國(guó)學(xué)考証派」の學(xué)問(wèn)は、江戸時(shí)代と明治時(shí)代を繋ぐという點(diǎn)からも再評(píng)価が必要であろう。小中村らの學(xué)問(wèn)は、江戸時(shí)代の學(xué)問(wèn)から明治近代アカデミズムへの継続性をうかがうことができるのではないだろうか。本日記は、近代の學(xué)問(wèn)史の研究においても基礎(chǔ)的な情報(bào)を探り出すことができるものと思われるのである。以上のように、日本の歴史的事象を?qū)澫螭趣工雵?guó)學(xué)的な関心に下支えされ、考証的な方法に基づいて事物について究明していく考証派の國(guó)學(xué)者たちの學(xué)問(wèn)は、その共有を前提とした人間関係のなかで、蔵書(shū)貸借や知識(shí)の交換を経て、深化していったものと思われる。本書(shū)で翻刻した小中村清矩の日記は、このような國(guó)學(xué)者の學(xué)問(wèn)生活を如実に示す史料として貴重なものといえるのである。

書(shū)籍目錄

江戸時(shí)代日記
商家の主人として活動(dòng)していた時(shí)期から、家業(yè)を息子に譲り、學(xué)問(wèn)に専心していく時(shí)期。
明治四年?五年業(yè)務(wù)日誌
明治四?五年の「奉務(wù)私記」は神祇省における業(yè)務(wù)日誌。
明治十五年?十六年日記
東京大學(xué)や皇典講究所での講義の記事、文部省における「古事類苑」編纂の記事、內(nèi)務(wù)省社寺局や參事院、
「大政紀(jì)要」編纂のために宮內(nèi)省に出仕する記事などを含む。
明治十七年～十九年旅日記
明治二十年～二十八年日記?旅日記
帝國(guó)大學(xué)や皇典講究所、國(guó)學(xué)院などでの講義の記事、「古事類苑」の原稿を校閲する記事など。
解　説?人名索引

圖書(shū)封面

評(píng)論、評(píng)分、閱讀與下載

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