中右記部類(lèi)紙背漢詩(shī)集

內(nèi)容概要

【本書(shū)より（抜粋）】
『中右記』は、中御門(mén)右大臣藤原宗忠が、寛治元年（一〇八七）に起筆されてから保延四年（一一三八）二月に出家するまでの約五二年間にわたる私暦記である。本詩(shī)集を発見(jiàn)した川口久雄教授によれば、「天永二年中納言殿作文に宗忠に一子侍従宗成が參加し作品の一篇を本集に殘しているが、宗成又はそれに近い人を本集の撰者と考えられる――後略。」と次男宗成の功績(jī)も推理しつつ、「寛弘期より院政期に至る一二〇年の間、主として七言律詩(shī)、総計(jì)四五五首、うち一六三人は詩(shī)人として全く知られなかったところ、わが文學(xué)史上に新たに記録されるべきものである。―中略―こうゆう大部なものが成立後間もなく埋沒(méi)して長(zhǎng)い歴史の時(shí)間、杳として消息を斷っていたのである」と『中右記部類(lèi)紙背王朝漢詩(shī)集の出現(xiàn)とその內(nèi)容』（平安朝日本漢文學(xué)史の研究）に記され、日本漢文學(xué)史に加筆されるべき一大漢詩(shī)集の出現(xiàn)を発表された。この漢詩(shī)集は、白楮紙で公卿補(bǔ)任や下文?勘文?消息文などの貴重資料なのに共に反古にされ、継ぎ合わされて巻子本とした。川口氏の功績(jī)によって再び世に出たこの膨大な作品群と、未知の作者も調(diào)べてみると、和歌の世界ではかなり活躍している人々が多く、漢詩(shī)も和歌も両面での研鑽が、平安期の男性達(dá)に要求されていたことが見(jiàn)えてくる。本書(shū)で調(diào)査した作者についてのプロフィールを巻末に紹介した。
【本書(shū)の構(gòu)成?特色】
◇宮內(nèi)庁書(shū)陵部図書(shū)寮叢刊?平安鎌倉(cāng)未刊詩(shī)集、『中右記部類(lèi)紙背漢詩(shī)集』の翻刻を底本に、巻五?七?九?十?十八?廿八の四四八首他を詩(shī)會(huì)?詩(shī)宴別に區(qū)分し注釈を施した。
◇各詩(shī)題には、詩(shī)題解説を付し、基本的に詩(shī)一篇を一頁(yè)に収め、現(xiàn)代語(yǔ)訳も本文と同じく、一句ごとに改行し、語(yǔ)釈も一頁(yè)の中に組み入れた。〔詩(shī)題解説〕?〔原文〕?〔読み下し〕?〔現(xiàn)代語(yǔ)訳〕?〔語(yǔ)釈〕順に配列。
◇巻末に、作者紹介として、作詩(shī)者の逸話?エピソード?経歴?業(yè)績(jī)を収める。
◇平安朝期漢詩(shī)文の現(xiàn)代語(yǔ)訳であるとともに、歴史資料としても貴重文獻(xiàn)の初公刊。

書(shū)籍目錄

【內(nèi)容目次】
中右記部類(lèi)巻五（一～一七）
長(zhǎng)元七年五月十五日　月是作松花　二十三首／某年冬月某日　松色雪中鮮　詩(shī)欠／
某年春月某日　寒松猶有雪　七首／長(zhǎng)治元年十一月十日　白雪満庭松　十一首／
応徳元年六月二十五日　松間風(fēng)似秋　五首ほか
中右記部類(lèi)巻七（一八～三〇）
寛治五年二月二十八日　芳友不如花　九首／某年秋月某日　月是為秋友　四首／飲食部上目録／酒部目録
中右記部類(lèi)巻九（三一～四三）
某年春月某日　遊天竺寺／承暦二年二月二十九日於棲霞寺即事／
寛治七年二月十九日　於浄土寺上方即事　六首／康平三年二月某日　於世尊寺即事　五首／嘉保三年三月一日　遊雙輪寺　八首ほか
中右記部類(lèi)巻十（四四～五二）
永承六年三月三日　乗酔望桃源　八首／康平四年三月三日　曲江花勧酔　十九首／
天喜四年三月三日　勧　酔是桃花　九首／永長(zhǎng)二年三月三日　桃花唯勧酔　十二首／
治暦三年三月三日　酔來(lái)晩見(jiàn)花　五首ほか
中右記部類(lèi)巻十八?廿八（五三?五四）
寛治某年三月某日　羽爵泛流來(lái)　二十五首／長(zhǎng)暦二年三月三日　桃花薫水上　五首
作者紹介?索引

圖書(shū)封面

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