出版時(shí)間:2010-2-13 出版社:汲古書院 作者:田中康二 著
內(nèi)容概要
【序論 江戸派という交差點(diǎn)】より
江戸派とは、賀茂真淵の門弟である加藤千蔭と村田春海を雙璧として、寛政初年に結(jié)成された派閥であり、和歌?和文の面ですぐれた作品を殘したことにより、文學(xué)史に位置づけられている。江戸派は寛政?享和?文化の約二十年の間に、千蔭と春海を中心として活動(dòng)し、近世後期都市江戸の雅の文化を創(chuàng)り上げたのである。
そもそも江戸派という名稱は、しばしば本居宣長(zhǎng)の率いる鈴屋派に対比する形で用いられてきた。古道論を主張した鈴屋派に対して、日本に「道」はないと喝破し、和歌?和文に長(zhǎng)じた江戸派という構(gòu)図である。舊著『村田春海の研究』(汲古書院、平成十二年十二月)においても、徹底的に宣長(zhǎng)と比較しつつ、春海および江戸派の特質(zhì)を顕在化させた。この観點(diǎn)は同時(shí)代的に見ても有効であり、江戸対松坂という人文地理學(xué)的見地の設(shè)定によって、近世後期の文化現(xiàn)象としてとらえることも可能である。???江戸派には宣長(zhǎng)以外にも數(shù)多くの人々との交流があり、たくさんの書物の往來がある。そういった人的つながりや物的つながりという側(cè)面から江戸派をとらえると、これまでとは異なる像が立ち現(xiàn)れる。そのような人の交流と書物の往來の拠點(diǎn)となったという認(rèn)識(shí)から、江戸派を「交差點(diǎn)」という名稱で呼びたい。この「交差點(diǎn)」という見立てによって江戸派の本質(zhì)に迫ることができるであろう。本書は大きく四部で構(gòu)成されている。第一部は主に江戸派の和歌表現(xiàn)を論じ、第二部は江戸派の出版の問題を扱い、第三部は主に江戸派における學(xué)説の継承の問題を扱い、第四部は江戸派を取り巻く同時(shí)代の人々を論じた。全四部の構(gòu)成を通じて、交差點(diǎn)としての江戸派の特質(zhì)を論じ、國(guó)學(xué)が有する學(xué)問體系とその同時(shí)代的特徴を析出することを目指した。
書籍目錄
序論 江戸派という交差點(diǎn)
第一部 江戸派の表現(xiàn)
第一章 江戸派の和歌
第二章 春海歌の生成と推敲
第三章 春海歌と漢詩(shī)
第四章 江戸派の敘景表現(xiàn)
第二部 江戸派の出版
第一章 江戸派の出版
第二章 『おちくぼ物語註釈』の出版
第三章 『契沖法師富士百首』の出版
第四章 小山田與清の出版
第三部 受容史上の江戸派
第一章 江戸派の古典受容
第二章 をかし?おかし別語説の成立と受容
第三章 江戸派の歌論の生成
第四章 「たをやめぶり」説の成立と継承
第五章 慈円歌の受容と評(píng)価の変容
第六章 板花検校説話の成立と展開
第四部 江戸派の係累と人脈
第一章 江戸派の血脈――「織錦門人の分脈」の分析
第二章 村田春道――村田家と堂上方
第三章 楠後文蔵――「松坂の一夜」外伝
第四章 雪岡宗弼――雪岡禪師と江戸派
第五章 妙法院宮――『妙法院宮御園十二景』の成立
第六章 松平定信――『三草集』「よもぎ」の添削
第七章 天野政徳――文政期江戸歌壇と『草縁集』
第八章 海野遊翁――天保期遊翁結(jié)社と『現(xiàn)存歌選』
付章 朋誠(chéng)堂喜三二――晩年の和歌?和文修行
初出一覧?跋文?索引(人名索引?書名索引)
圖書封面
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