後漢における「儒教國家」の成立

出版時(shí)間:2009年03月  出版社:汲古書院  作者:渡邉義浩  
Tag標(biāo)簽:無  

內(nèi)容概要

本書は、後漢における「儒教國家」の成立により「儒教の國教化」が完成した、という仮説を論証することを目的とする。仮説そのものは、すでに渡邉義浩《一九九五》で提出しているが、四年間にわたる中國思想史研究者との共同研究の結(jié)果、若干の定義の変更を行い、渡邉義浩《一九九五》で不足していた経典に則した「儒教國家」成立の議論を展開するものである。(【序論 「儒教の國教化」をめぐる議論と本書の方法論】より)

書籍目錄

序 論 「儒教の國教化」をめぐる議論と本書の方法論
第一篇 國政の運(yùn)用と儒教経典
第一章 両漢における春秋三伝と國政
武帝期までの前漢の國政と公羊伝/宣帝期の國政と穀梁伝/
劉向?劉歆と左氏伝/後漢の國政と公羊伝?左氏伝の相剋
第二章 『白虎通』に現(xiàn)れた後漢儒教の固有性
宗教性/國制との緊密性/臣下への配慮
第三章 後漢における禮と故事
前漢における故事と法制/古制の臺頭と「周公の故事」/
後漢における故事の役割
第四章 両漢における華夷思想の展開
公羊伝と穀梁伝/稱臣と不臣/何休の夷狄観
第二篇 君主権の正統(tǒng)化と祭祀?儀禮
第五章 鄭箋の感生帝説と六天説
鄭箋に見える感生帝説/六天説と感生帝説/
漢家の祭天と六天説
第六章 両漢における天の祭祀と六天説
両漢における天の祭祀/鄭玄の六天説と緯書/皇帝?天子と
天子為公?天下為家/永遠(yuǎn)なる天と革命を支える天
第七章 漢魏における皇帝即位と天子即位
『白虎通』における君主の即位/伝位における君主の即位/
禪譲における君主の即位
第八章 「魏公卿上尊號奏」にみる漢魏革命の正統(tǒng)性
漢魏革命の経緯/「魏公卿上尊號奏」/人的構(gòu)成の分析
第九章 「受禪表」における『尚書』の重視
「受禪表」碑にみる漢魏革命の正統(tǒng)性/『尚書』顧命篇に記
される即位の二重性/圖讖から『尚書』へ
結(jié) 論  後漢における「儒教國家」の成立

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