明清中國(guó)の経済構(gòu)造

出版時(shí)間:2012-2-8  出版社:汲古書院  作者:足立啓二  
Tag標(biāo)簽:無(wú)  

內(nèi)容概要

本書は、明清史研究を牽引する著者による、実証を中心とした論文集である。構(gòu)成は第一部から第四部に分かれ、終章として第二回中國(guó)史學(xué)國(guó)際會(huì)議(二〇〇四年、北京)で報(bào)告した「清代後期地方行政対社會(huì)控制―與日本之比較―」を大幅に増補(bǔ)して収録する。本書をまとめるにあたり、著者は次のように述べている。
編集に際しては、すでに公にした論稿であること、読んでいただき、幸いに研究の素材にしていただける場(chǎng)合、部分的に論旨の改変を行なうことは不適切と考え、変更は明確な誤脫の訂正、引用論著の書誌情報(bào)の明示といった體例の統(tǒng)一などを中心に、最小限の補(bǔ)正にとどめた。??????こうしたことから生ずる制約をできる限り回避するため、この序論を設(shè)け、各章の內(nèi)容についての総括等を示すことにした。本書に収録した論文は、明示的な反論を受けることなく通説の変更に帰結(jié)したもの、各時(shí)代?地域にかかわって大きな論爭(zhēng)の起點(diǎn)となったもの、逆にいまだ一般的な認(rèn)識(shí)を得ていないものなど様々である。こうした狀況に鑑み、既発表の論文に修正?補(bǔ)綴を加える代わりに、筆者の認(rèn)識(shí)の展開過(guò)程、それに伴って現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で改めるべきと考える點(diǎn)、時(shí)々にいただいた批判點(diǎn)に関する回答の試み、既発表論文についてさしあたり補(bǔ)説すべき點(diǎn)、論文としては発表していないが史料的根拠をもって展望している點(diǎn)などを、各部に照応する形でまとめ、全體の構(gòu)想を示す手立てとした。各論文への補(bǔ)記とせず、できるだけ研究全體の展開を説明し、現(xiàn)代史から始めた研究の見直しを現(xiàn)代へと返したいと考える。具體的には、本書各部に対応して、この序論を章立てした。序論各節(jié)の冒頭に、対応する各部に収めた論文とその初出を一覧表示した。各部は論文を章として、學(xué)界展望?書評(píng)等を附編として構(gòu)成した。(序論より)
本書は、既発表論文を収めるとともに、研究の構(gòu)想?展開を提示した明清史研究の基本図書であり、東アジア史を?qū)煿イ工肴皮窝芯空弑貍浃我粌?cè)である。

書籍目錄

序 論
一 封建社會(huì)論から専制國(guó)家論に――現(xiàn)代史研究から前近代史へ(第一部)
二 小経営と小商品生産の発展(第二部)
三 財(cái)政と貨幣の特質(zhì)(第三部)
四 専制國(guó)家的社會(huì)における経営と流通(第四部)
五 再び封建社會(huì)と専制國(guó)家――前近代史研究から近現(xiàn)代史へ(終 章)
第一部 中國(guó)封建制論の克服
第一章 中國(guó)前近代史研究と封建制
第二章 中國(guó)封建制論の批判的検討
第三章 封建制と中國(guó)の専制國(guó)家
附編一 中國(guó)近代史研究の発展と前近代史
附編二 書評(píng):重田徳著『清代社會(huì)経済史研究』
第二部 小経営農(nóng)業(yè)の発展
第一章 宋代両浙における水稲作の生産力水準(zhǔn)
陳旉『農(nóng)書』における水稲作技術(shù)の地域類型
「両浙農(nóng)業(yè)」の地域類型〔耕地の存在形態(tài)?品種?肥培管理過(guò)程?その他〕
第二章 明清時(shí)代長(zhǎng)江下流の水稲作発展――耕地と品種を中心として――
耕地と品種をめぐって/耕地條件の改善/品種の改善/水稲作技術(shù)體系の転換
第三章 明末清初の一農(nóng)業(yè)経営――『沈氏農(nóng)書』の再評(píng)価――
『沈氏農(nóng)書』の構(gòu)成/集約的小農(nóng)法の発展段階/商業(yè)的農(nóng)業(yè)の発展と剰余の追求〔商業(yè)的農(nóng)業(yè)?労働生
産性と剰余の追求?沈氏の経営収支〕/沈氏経営プランの歴史的位置
第四章 大豆粕流通と清代の商業(yè)的農(nóng)業(yè)
上農(nóng)の形成と金肥?購(gòu)入飼料/清代中期に至る大豆粕の流通〔大豆粕の利用?流通の発展?大豆粕流通
と江南農(nóng)業(yè)〕/清代後期における流通の変化〔流通の変動(dòng)と衰退?変動(dòng)の背景〕
第五章 清代華北の農(nóng)業(yè)経営と社會(huì)構(gòu)造
華北民農(nóng)書の経営像〔『農(nóng)言著実』の経営像?『西石梁農(nóng)圃便覧』の経営像?太和堂李家の経営〕/
華北農(nóng)法の到達(dá)段階/作付方式と農(nóng)産物商品化の地域類型/大規(guī)模経営の社會(huì)的位置とその解體傾向
第六章 清代蘇州府下における地主的土地所有の展開
清末の土地所有/清初の土地所有/結(jié)びにかえて
第七章 清~民國(guó)期における農(nóng)業(yè)経営の発展――長(zhǎng)江下流域の場(chǎng)合――
一九三〇年代における農(nóng)村の階層構(gòu)成/清代における江南農(nóng)村の階層構(gòu)成/上向発展の基礎(chǔ)
附編一 明清時(shí)代の商品生産と地主制研究をめぐって
附編二 書評(píng):渡部忠世?桜井由躬雄編 『中國(guó)江南の稲作文化――その學(xué)際的研究――』
第三部 財(cái)政と貨幣の特質(zhì)
第一章 専制國(guó)家と財(cái)政?貨幣
専制國(guó)家における財(cái)政/國(guó)家的物流/財(cái)政と貨幣〔貨幣史認(rèn)識(shí)の系譜?専制國(guó)家の內(nèi)部貨幣としての銭?
銀の內(nèi)部貨幣への転化〕/中國(guó)前近代財(cái)政史の諸段階をめぐって
第二章 初期銀財(cái)政の歳出入構(gòu)造
『明史』の金花銀記事/戸部?內(nèi)庫(kù)?太倉(cāng)/明初期銀歳出入の規(guī)模と構(gòu)成
第三章 明代中期における京師の銭法
京師における私鋳銭の盛行/國(guó)家的支払いとの分離/銭信任の原理/私鋳銭登場(chǎng)の背景
第四章 明清時(shí)代における銭経済の発展
明代中期における銭法の変質(zhì)/銭行使の地域性/銀と銭/銭経済の発達(dá)
第五章 清代前期における國(guó)家と銭
銭法不通/銭需要と銭供給〔順治初~康煕九年?康煕九年~康煕末?雍正期?乾隆期〕/國(guó)家的支払い
と銭/銭の再生
第六章 中國(guó)からみた日本貨幣史の二?三の問(wèn)題
専制國(guó)家と銭/日本版専制國(guó)家と皇朝十二銭/中國(guó)の內(nèi)部貨幣に取り込まれた中世日本/通貨的自立と
しての鎖國(guó)
第四部 流通と経営の構(gòu)造
第一章 明清社會(huì)の経済構(gòu)造
単系発展論から多系的?構(gòu)造的発展論へ/明清社會(huì)における経営の構(gòu)造/明清社會(huì)における市場(chǎng)の構(gòu)造
/人類社會(huì)発展史における中國(guó)経済構(gòu)造
第二章 明末の流通構(gòu)造――『杜騙新書』の世界――
序言/牙人/客商/商人間関係/結(jié)語(yǔ)――非定形的流通構(gòu)造
第三章 阿寄と西門慶――明清小説にみる商業(yè)の自由と分散――  小説史料/阿寄/西門慶
第四章 牙行経営の構(gòu)造
明清社會(huì)における経営/巴県経済における牙行経営/牙行経営と管行経営/不安定経営の要因
終 章 一八~一九世紀(jì)日中社會(huì)編成の構(gòu)造比較
日本封建社會(huì)成熟化の基礎(chǔ)過(guò)程/清代巴県の行政體制〔県衙の中核機(jī)構(gòu)?書吏?差役の構(gòu)成?職役戸〕/
行政編成の社會(huì)的基盤〔メンバーシップの不確定?「公共業(yè)務(wù)」の存在形態(tài)〕/職役戸と書差
あとがき/英文目次/中文提要/索引

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