出版時間:2012-8 出版社:勉誠出版 作者:白須淨眞 著
內容概要
20世紀初頭、各國の思惑が入り亂れる內陸アジアに入った大谷探検隊。
仏跡調査を目ざすこの隊を、英?露?清國、そしてチベットのダライ?ラマ13世は、どのように見たのか。また小村壽太郎、続く內田康哉外務大臣は、各國の抗議にどのように対処したのか。
新資料?外務省外交記録が、その知られざる真相を、ここに詳細に浮き彫りにする。
本著は、20世紀初頭の日本のアジア広域調査活動、すなわち大谷探検隊の活動を、日本國外務省の関係外交記録を一つの主要な資料とし、これに舊?英國インド政庁の外交記録も加えながら、(1)従來知られることのなかった大谷隊の調査活動の実態(tài)とともに、(2)當時の國際政治社會の中に映ったその調査活動の様相の二つを並行して明らかにしようとするものである。
作者簡介
白須淨眞(しらす?じょうしん)
1949年、島根県生まれ。広島大學大學院教育學研究科準教授。龍谷大學大學院文學研究科修士課程修了。専門は東洋史學。
1974年に「高昌門閥社會の研究」(『史學雑誌』88編1號)で流沙海西奨學賞を、1992年に『忘れられた明治の探険家 渡辺哲信』(中央公論社、1992年)で人 文科學研究協(xié)會賞(京都大學人文科學研究所)をそれぞれ受賞。
その他の主な著書に『大谷探検隊とその時代』(勉誠出版、2002年)、『大谷光瑞 と國際政治社會―チベット、探検隊、辛亥革命』(編著、勉誠出版、2011年)など。
書籍目錄
巻頭図版 大谷探検隊に係わった外務官僚たち
はじめに 外務省外交記録と大谷探検隊
第一編 第一次大谷探検隊(1902~1904)に関する外務省外交記録
第一章 1903年 3月の第一次大谷隊に対する露國の抗議と外務省の対応
第一章付 大谷探検隊パミールを越える詩一首
第二編 第二次大谷探検隊派遣直前(1908)の外務省外交記録
第一章 1908年8月の清國五臺山における一會談と國際政治社會への波紋
第一章付資料 1908年、堀賢雄が撮影した五臺山
第三編 第二次大谷探検隊(1908~1910)に関する外務省外交記録
第一章 大谷光瑞がダライラマ13世に宛てた1910年2月7日付け英文書簡
第二章 野村栄三郎による第三次大谷探検隊の消滅と新?三次隊の編成
第三編付一 大谷光瑞とチベット
第三編付二 能海寛チベットへの旅立ち
第三編付三 大谷探検隊に觸れることを避けた『カシュガール滯在記』
第四編 第三次大谷探検隊(1910~1914~)に関する外務省外交記録
第一章 京都における敦煌學の興隆と第三次大谷探検隊
第一章付 第三次大谷探検隊將來墓表?墓誌と羅振玉
第二章 第三次大谷探検隊員?橘瑞超の消息不明とその探索
第五?付編 関連諸論と資料
付編一 外務本省における「公信」の接受と発遣
付編二 大谷探検隊、その歴史學的認識への試み
付編三 「大谷伯一行ノ動靜ニ関スル件」
おわりに
圖書封面
評論、評分、閱讀與下載