出版時間:2012-11-7 出版社:白水社 作者:馬場 マコト
內(nèi)容概要
戦地の歌から見た「昭和の戦爭」
昭和の戦前、軍靴の音が高まりを見せるなか、ヒット作を生み出すという宿命を背負った音楽業(yè)界は時代の変化をすばやく嗅ぎとり、軍歌や戦時歌謡を次々とレコードに収録し、売り出していった。
音楽業(yè)界だけではない。新聞やラジオなども、抜かれてなるものかと國民から戦意高揚のための歌詞を募集するなど、プロモーション活動に邁進した。時代の先頭に立っていると勘違いしている人間は、やすやすと戦爭の手先になってしまったともいえる。
こうして発信されたメッセージは、大衆(zhòng)に熱狂的に受け止められ、肥大化していった。そのことを熟知していた戦前の情報局が、広告?映畫?演劇?文學?美術?音楽を一括に統(tǒng)合する部署を設置したのは象徴的だろう。
戦爭が激しくなるにつれ、戦地へは、歌手をはじめとして、多くの蕓人が「従軍慰問団」などとよばれ、派遣された。
本書は、藤山一郎や東海林太郎など、當時の人気歌手がたどった運命を描いた力作である。彼らはいったい何のために、どんな歌を歌ったのか。前著『戦爭と広告』『花森安治の青春』とともに、戦爭の愚かさとは何かを知るうえで、欠かせない一冊といえるだろう。
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