ムービー?パンクス

作者:石井聡亙  
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內容概要

「そこまで行けば、スピードがもっと増すんじゃないかっていう気がしている」
『五條霊戦記』『ELECTRIC DRAGON 80000V』と、エネルギッシュに突き進むフロント?ランナー石井聰亙。映畫製作と並行してオリジナル?バンドを率いて映像ライブを敢行しているように、パンクロックへの深い共鳴を持ち、ストリートのパワーを爆発させて自らの道を切り開いてきた。その軌跡を最新未発表インタビューで語り盡くす。『水の中の八月』公開時のインタビューも併録。(その他の代表作『高校大パニック』『狂い咲きサンダーロード』『爆裂都市』『逆噴射家族』『エンジェルダスト』『ユメノ銀河』)
「東京は高度成長期にいっしょに育った肉親みたいなものなんです」
『鉄男』で世界に衝撃を與え、サイバーパンク?エイジをリードする映畫作家として、揺るぎない評価を得る塚本晉也?!衡熌校病弧簴|京フィスト』『バレット?バレエ』と、一作ごとに、その表現は強靱さと深みとを加えている?!簴|京フィスト』完成時のインタビューからは、その作品の背景となる獨自の世界観を感じ取ることができる。
「もうアメリカ文化に合わせる時代は終わったと思うんだよ」
國境を越えた奔放な活動を続ける山本政志。本書には幻の大作『熊楠』が資金不足で中斷していた時期と、ニューヨークに一年間滯在して帰國した時點の、二つのインタビューを収録。『闇のカーニバル』『ロビンソンの庭』『てなもんやコネクション』など自作にまつわる話や、じゃがたらの江戸アケミとの交流、ニューヨークでの體験など、破天荒な話題が無軌道に展開する。
「緊張する瞬間瞬間が多い人ほど、自分の積み重ねができるという気がする」
アンダーグラウンド映畫の頂點とも言うべき衝撃作『追悼のざわめき』や、あまりにも過激なアートムービー『豚鶏心中』で知られる鬼才、松井良彥の初の未発表ロング?インタビュー。『追悼のざわめき』をめぐる興味深いエピソード、寺山修司との親交、映畫へ向かう姿勢など、初めて語られる松井ワールドの真実がここに。
「完全に脳が破壊された時に、普段使ってない力が出てくる可能性がある」
『ピノキオ√964 』と『ラバーズ?ラヴァー』の二作で、パンク世代の観客に圧倒的な支持を受けた福居ショウジン。ノイズ?インダストリアル?バンド「ホネ」のライブを続けながら、山本政志、石井聰亙、塚本晉也等のもとで映畫製作を學び、苦闘の果てに自らの世界を、シャープでハードな映像に結実させた。再起が待たれる。
「肉體の苦しみは精神を越えると私は思っているんです」
唐十郎に師事し、劇団オルガン?ヴィトーを率いて新たな時代の演劇浪漫を追求する不二稿京?!衡熌小护窝u作に女優(yōu)/スタッフとして攜わった経験を生かし、オルガンヴィトーとして映畫『オルガン』を製作。映畫の枠組みを壊すほどのパワフルな作品は、海外でも注目を浴びた。現在、演劇公演と並行して、映畫第二作『イド』を製作している。
「女性の裸體と血というのは、俺にとっては非常にエロチックな美しいものに見える」
ピンク映畫四天王の筆頭として、日常にひそむ狂気と倒錯のエロチシズムをハードな映像で描き続ける異能の監(jiān)督、佐藤壽保。ピンク映畫という枠を越えて注目を集めつづけているが、近年は一般映畫にも進出、海外の映畫祭でも紹介されている。新作に意欲を燃やす佐藤壽保の最新インタビューを収録。(代表作『秘蜜の花園』『視線上のアリア』『癡漢電車いやらしい行為』『藪の中』『女虐』『やわらかい肌』)
「若い人はもっと泥沼に入った方がいいと思うんだよね」
60年代から今日まで、アウトロー?ムービーの主柱として強烈な存在感を放ち続けた若松孝二こそ、日本映畫のオリジナル?パンクと言っていいだろう。ピンク映畫から出発しながら、70年代の反體制運動の渦中に身を置き、激動のパレスチナ現地へも赴き、數々の問題作を世に送り続けたその激烈な生き方は、後に続くものにとって大きな指標となっている。(主な代表作『胎児が密猟する時』『犯された白衣』『天使の恍惚』『水のないプール』『われに撃つ用意あり』『エンドレス?ワルツ』)

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