ポスト満洲 映畫論―日中映畫往還

出版時間:2010/08/30  出版社:人文書院  作者:四方田犬彥,晏妮  
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內容概要

日本の中國侵略、満洲國成立という不幸な時期をはさみながらも、戦後の新中國成立まで、日中の映畫人たちは相互に影響を與えあってきた。
両國間の映畫往來はどのようになされ、どのように表象されてきたのか?満映で映畫の編集に攜わり、その後も新中國にとどまり『白毛女』の編集を手がけた岸富美子氏への貴重なインタヴューも収録する。
第1章 巖崎昶の神話―『私の鴬』への道(プロキノと巖崎昶;中國映畫との邂逅;満映入社;『私の鴬』;戦後の巖崎)
第2章 満映?新中國?『白毛女』―岸富美子インタヴュー(前説;岸富美子インタヴュー)
第3章 満洲をめぐるメロドラマ(満洲という問題;國策プロパガンダ『新しき土』と『大日向村』;引揚げのメロドラマ『流れる星は生きている』;メロドラマ論理的廃棄としての大島渚『儀式』;結びに)
第4章 冷戦の狹間で―一九五〇年代の日中映畫交流?人民連帯と涙(はじめに;「竹のカーテン」を突き破って;新中國映畫の需要―『白毛女』を中心に;日本映畫は新中國へ;『白毛女』、『二十四の瞳』そして『黃色い大地』;結びに)
第5章 日本映畫のなかで中國はどのように描かれてきたか(敵の不在―戦中から戦後へ 一九五〇年代;敵か味方か―軍隊喜劇から戦爭アクションへ 一九六〇年代;大島渚の『アジアの曙』と竹內好の明治維新百年祭;ドキュメンタリー映畫『夜明けの國』)

作者簡介

四方田犬彥[ヨモタイヌヒコ]
1953年大阪府生まれ。東京大學大學院総合文化研究科博士課程中退。韓國の建國大學校、中央大學校、テルアヴィヴ大學にて客員教授を務める。現(xiàn)在、明治學院大學文學部蕓術學科教授。著書に『翻訳と雑神』(人文書院、桑原武夫學蕓賞)、『ソウルの風景―記憶と変貌』(巖波新書、日本エッセイスト?クラブ賞)など多數(shù)
晏〓[アンニ]
中國生まれ。一橋大學大學院社會學研究科博士課程修了?,F(xiàn)在、明治學院大學言語文化研究科研究員兼非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)

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