ぼくらは夜にしか會(huì)わなかった

出版時(shí)間:2011-10-26  出版社:祥伝社  作者:市川 拓司  
Tag標(biāo)簽:無  

內(nèi)容概要

憶えていてね、と彼女は言った。 忘れないで。 美しく純粋な魂が奏でる、せつない祈りに満ちた純愛小説集。 なにを書いているの? と訊ねると、彼女は、わたしたちの物語、と答える。 わたしたちがここにいたこと、ここで出逢い、そしてともに生きたこと、そのすべてを書き殘しておきたいの。わたしたちの運(yùn)命がどこに向かっているのか、それを知ることができたらと思う。でもそれは所詮無理なことよね。だから、せめて忘れ去られてしまうまえに、こうやって言葉で殘しておこうと思ったの。 去り行く定めにある者たちが抱く淡い夢。記憶の中に生きること。 (「いまひとたび、あの微笑に」より)

作者簡介

1962年生まれ。東京都出身。 インターネット上で発表した小説が注目され、2002年『Separation』でデビュー。 2003年『いま、會(huì)いにゆきます』がミリオンセラーに。 主な著書に『戀愛寫真―もうひとつの物語』『その時(shí)は彼によろしく』 『世界中が雨だったら』『弘海―息子が海に還る朝』 『ぼくの手はきみのために』『吸涙鬼―Lovers of Tears』などがある。

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