出版時(shí)間:1999/11 出版社:新潮社 作者:三島由紀(jì)夫
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作者簡(jiǎn)介
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三島由紀(jì)夫が學(xué)習(xí)院時(shí)代、文蕓部の5年先輩で夭折(ようせつ)した美青年東文彥に宛てた書簡(jiǎn)集。若々しい生、文學(xué)への情熱、悅びにあふれ、その流麗な文章には後の絢爛たる三島文學(xué)の萌芽が見られる。
「岡本かの子の短編をすこし読みましたが、宿命といふものの束縛と桎梏にあへいでゐる生のあでやかさが、一枚の絵羽織をみるやうでした」(昭和16年3月19 日)「堀(辰雄)氏は現(xiàn)在の青年作家のうちで、時(shí)局を語らない唯一の人ともいへませうが、なんといつたつてお先走りの文報(bào)連中より、大東亜大會(huì)などで大獅子を買って出る白癡連中より、數(shù)千倍の詩(shī)人、したがつて數(shù)千倍の日本人と思ひます。差し出がましいやうで恐縮ですが、貴下もどうか堀氏の御心構(gòu)でやっていただきたうございます。そしてその究極に花咲く文學(xué)こそ、真に日本をして日本たらしめる、真の日本文學(xué)であらうことを信じぬわけにはまゐりません」(昭和18 年9月14日)
青年三島の文章は、早熟という言葉には収まりきらない光芒(こうぼう)を放っている。晩年における私兵集団「楯の會(huì)」の結(jié)成、昭和45年の割腹自殺事件につながる作品「憂國(guó)」は、単なる戦後民主主義批判というよりも、三島の精神の深部にある蕓術(shù)性から発せられていたように思われてくるのだ。
愛と美に傾倒する青年たちの交流は、不穏な時(shí)代に流れた一筋の清流であった。太平洋戦爭(zhēng)の真っただ中に、日本の片隅で後世を動(dòng)かすことになる気高い言葉の交流が続けられていたのである。今も日本のどこかでかくのごとき文通が行われているのだろうか。(松本肇子)
內(nèi)容(「BOOK」データベースより)
三島は學(xué)習(xí)院時(shí)代、文蕓部の五年先輩である東文彥に宛てて多數(shù)の手紙を書き送った。その多くは創(chuàng)作に関するもので、二人は驚くほどの真率さで互いの作品を批評(píng)し合い、切磋琢磨し合った。文學(xué)のみならず、青春のさまざまな話題に觸れた三島の手紙は強(qiáng)靱な批評(píng)精神に溢れ、不穏な戦時(shí)下にもかかわらず不思議な恩寵に彩られている。後年の豊かな稔りを予感させる興趣深い書簡(jiǎn)集。新発見の書簡(jiǎn)、66通一挙刊行
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