出版時(shí)間:2007 出版社:講談社 作者:角川光代
內(nèi)容概要
【川端康成文學(xué)賞】身重で帰ってきた娘を迎えたのは、毎日ニルヴァーナを大音量で聞く母だった…?!弗恁氓浮工郅?、ぐれた娘が家に火を放って逃亡する「ゆうべの神様」など1992年から2006年に書かれた短編小説全7編を収録。
ここのところ、最近の角田作品ばかり接していたために気を抜いてました。やられた……思わずそうつぶやいてしまいそうな、そんな作品がわっさりと入ってます。そういえばこういうダークな作風(fēng)の持ち主でしたね、もともとは。
若いころから現(xiàn)在にかけての短編が時(shí)系列にそって収録されてるので、角田さんの文章の変遷みたいなものが感じられるかも(伝聞?)いや、わたしはよくわかんなかったんですけど。ただやっぱりダークなイメージは年を経るごとに薄まった気はします。さんざん書いて気がすんだってことですかね。
特に印象に殘ったのは、「ゆうべの神様」と、「カノジョ」「父のボール」ですかね。なんだかどれも救いがないような……読み終わっても全然爽快じゃないし、さっさと忘れたいのにどうしても記憶にこびりつく感じが似てるな、と。角田さんはどうしてこうも、イヤーな感じの家族を次から次へと生み出せるんですかね。しかもどれも変にリアルで、どっかにいそうなあたりがまた怖い。いや、もしかしたらうちの家族の隠したい一面が、こっそりと書かれていてもおかしくないような、そんな気さえします。
不快だったり気分が沈んだりしても、それでも読みたくなるこの力はなんなんだろう。いつもそれを問い続けては、うっかり読んでしまう角田作品。そんなあなたにも、角田初心者なあなたにも。角田光代のエッセンスがぎゅっとつまったこの一冊(cè)はおすすめかも。
圖書封面
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