ザ歌舞伎座

內(nèi)容概要

華やかな舞臺(tái)寫(xiě)真がある。義太夫狂言「義経千本桜」の中でも、格別に華やかな吉野山の道行。本舞臺(tái)は爛漫の桜花、花道を初音の鼓を抱いた靜御前と狐忠信が引っ込んでいく―─。満場(chǎng)の観客が舞臺(tái)に釘づけになっている、まさにこのときも、花道の下の奈落や、舞臺(tái)裏の裏、揚(yáng)幕の向こう側(cè)など、寫(xiě)真には映っていない場(chǎng)所で、息を潛めて役者たちの動(dòng)きを見(jiàn)守るスタッフがいる。
古典蕓能の殿堂、歌舞伎座の內(nèi)外に潛む、一般客の目には映らない人や物や空気を、篠山紀(jì)信のカメラが追いかけていく。ナビゲーターは、當(dāng)代一の人気女形坂東玉三郎。30年來(lái)の付き合いという2人の、レンズと肉眼が選び出した歌舞伎座のエッセンスに、驚いたり、感心したり、ちょっと目を潤(rùn)ませたり。まさに圧巻の寫(xiě)真集である。
玉三郎、勘九郎らの舞臺(tái)寫(xiě)真は、ため息が出るほど美しいが、強(qiáng)く印象に殘るのは、ふだんは見(jiàn)えない部分である。3階名題下楽屋のくすんだ壁、御簾內(nèi)の鳴物方の靜かな目、下帯一本でとんぼ（宙返り）の稽古に勵(lì)む若者たち、恐ろしく古びたスタッフ風(fēng)呂…。そんなふうに読み進(jìn)んでいくと、にぎやかな舞臺(tái)の寫(xiě)真を見(jiàn)ても、フレームの隅の暗闇に目が行くようになる。「行間を読む」という言葉があるが、篠山の歌舞伎座寫(xiě)真の「行間」には、間違いなく豊かな言葉が隠れている。これで詳細(xì)な場(chǎng)內(nèi)地図があれば、想像の翼はさらに広がるのだが。（長(zhǎng)井好弘）

作者簡(jiǎn)介

すべて見(jiàn)せます、舞臺(tái)（おもて）も楽屋（うら）も。
Japanese Wonderlandへようこそ！
生誕400年を目前にした世界に誇る日本文化の華、歌舞伎。その殿堂、歌舞伎座の內(nèi)深くまで分け入り、篠山紀(jì)信が8×10で余すところなく寫(xiě)し撮った畫(huà)期的寫(xiě)真集。
●案內(nèi)役／坂東玉三郎

圖書(shū)封面

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