出版時間:2006-9-9 出版社:講談社 作者:柄谷行人
內容概要
日本の怠惰な知性の伝統(tǒng)の中で、「事件」として登場した坂口安吾と中上健次。二人は近代文學の根源へ遡行しつつ、「自然主義」と「物語」の止揚を目指す。安吾は、自らを突き放すような他者性に文學の「ふるさと」を見出し、中上は、構造に還元することなく、歴史の現(xiàn)在性としての「路地」と格闘する。闘う知性としての安吾と中上を論じた74年から95年までの批評を集成した、伊藤整文學賞受賞作。
書籍目錄
第1部 坂口安吾をめぐって
『日本文化私観』論
安吾、理性の狂気
安吾はわれわれの「ふるさと」である
墮落について
安吾その可能性の中心
懐かしい安吾
安吾の「ふるさと」にて
やめる理由 ―日本文蕓家協(xié)會退會の弁
第2部 中上健次をめぐって
「十九歳の地図」書評
中上健次論抄
中上健次への手紙
今ここへ
物語のエイズ
小説という闘爭
物語と歴史 ―『貴種と転生』四方田犬彥
追悼?中上健次
巨大な謎
差異の産物
被差別部落の?起源?
中上的世界の創(chuàng)出
三十歳、枯木灘へ
フォークナー?中上健次?大橋健三郎
中上健次とフェミニズム
第3部 安吾と中上をめぐって 関井光男との対話
安吾の可能性
闘爭する知性と文學
あとがき
著者から読者へ
初出一覧
圖書封面
評論、評分、閱讀與下載