出版時間:2011-9-16 出版社:巖波書店 作者:渡辺保
內(nèi)容概要
河竹黙阿彌にとって明治維新の意味とは何であったか。
彼の作品の「江戸情緒」や「江戸趣味」は本物か、「島鵆月白浪」の背景に存在する招魂社の意味は何か。
明治維新以前の小団次らとの協(xié)働の検証と維新以後の散切物の読み込みを通して、黙阿彌こそが日本の近代演劇の始祖であると主張し、演劇史の書き換えを要求する刺激的な評伝。
小団次の死の真相
第1番目(飛鳥山の街頭演劇―「朝茶の袋」;七代目団十郎の「江戸」―「閻魔小兵衛(wèi)」;小団次との出合い―「忍ぶの惣太」と「天日坊」;「西洋」小団次―「正直清兵衛(wèi)」;女裝の男たち―「忍ぶの惣太」「三人吉三」「弁天小僧」 ほか)
明治維新、黙阿彌五十三歳―田之助狂死
第2番目(「西洋」の発見―「東京日新聞」と「繰返開花婦見月」;「名譽毀損」事件―「西南雲(yún)晴朝東風」;演説師楠石斎の秘密―「霜夜鐘十字辻筮」;蕎麥屋の間取り―「天衣紛上野初花」;招魂社の風景―「島鵆月白浪」 ほか)
近代とはなにか―永井荷風「紅茶の後」
河竹黙阿彌の「江戸情緒」や「江戸趣味」は本物なのか,彼の作品「島鵆月白浪(しまちどりつきのしらなみ)」の背景に存在する招魂社の意味は何か.明治維新をはさみ前半生の小団次らとの協(xié)働の検証と後半生の散切物の読み込みを通して,黙阿彌こそが日本の近代演劇の始祖であるとの主張を掲げ,演劇史の書き換えを要求する刺激的な評伝.
作者簡介
渡辺保[ワタナベタモツ]
1936年東京に生まれる。58年慶応義塾大學経済學部卒業(yè)。演劇評論家(本データはこの書籍が刊行された當時に掲載されていたものです)
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