出版時間:2007-11-20 出版社:巖波書店 作者:東野治之
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內容概要
東アジアの大帝國であった唐。その都?長安は遙かな國々からさまざまな文物、そして人々を引き寄せ、先端の文化を誇ったといいます。日本からも國家の使節(jié)として、また留學生?留學僧として海を渡り、唐へと向かった人々がいました。彼らはいかなる使命を擔い、何を求め、そして何を得てきたのでしょうか。
本書は、遣隋使と遣唐使の時代を合わせて、七、八、九世紀の約三百年にわたる日本古代外交の実態(tài)とその歴史的な意義を、史料の詳細な検討を元に読み解いていきます。
當時の國際関係のなかでの日本の位置、難船の相つぐ危険な海路をどう渡っていったのか、空海、阿倍仲麻呂といった著名人だけではなく、技術の習得を目ざした名もない工人たち、仏典から通俗小説まで、どんな書物を輸入するかに留學生達の選択眼が働いていたらしいこと、などなど、個々の話題としても「なるほど」という面白いものがいっぱいです。と同時に、隣の大文明と付き合うことで、日本人はどのように自己を意識し、自分たちの文化を形成しようとしていたかは、やはり読みどころではないでしょうか。
作者簡介
東野治之(とうの?はるゆき)氏は、1946年西宮市生まれ。1971年大阪市立大學大學院修士課程修了。現(xiàn)在、奈良大學教授。専攻は、日本古代史、文化財史料學。とりわけ古代木簡研究に新生面を開く。
著書に『木簡が語る日本の古代』 『正倉院』 『遣唐使と正倉院』 『書の古代史』(以上、巖波書店)、『正倉院文書と木簡の研究』『日本古代木簡の研究』(以上、塙書房)、『遣唐使船』(朝日選書)ほかがある。
書籍目錄
序 章
遣唐留學生の墓誌
日本人留學生の墓誌発見/墓誌を読む/井真成とは何者か/入唐の方法をめぐって/唐から見た井真成/望郷の念への共感/真成の死とその後
第一章
遣隋使から遣唐使へ
正式な國交?交流の時代/最初の遣隋使/アメタリシヒコとは誰か/日出づる処の天子/敬意表現(xiàn)に変わる倭の國書/仏教文化を求める/憲法十七條と仏教/外交使節(jié)としての遣唐使を考える/対立と腹の探りあい、そして直接対決へ―第一期/朝貢の下での安定―第二期/國書の內容が推定できる史料/仏教國日本の強調/二十年に一度の朝貢/國號「日本」を使う/ダブルスタンダードがもたらした良好な日唐関係/変わる國際関係―第三期/貞観「入唐使」の役割/寛平の派遣計畫と菅原道真/なし崩し的な停止
第二章
長安?洛陽への旅
旅程とコース/北路―新羅道の時代/南路―五島列島を経由する/「南島路」は存在しなかった/船の編成?使節(jié)の権限/陸路、洛陽?長安を目指す/天平四年使節(jié)の場合/遣唐使船と住吉の神/遣唐使船の停泊地/夏の出発/上京の許可を得る―厳しさを増す入京制限/都に向かう旅―洛陽か長安か/朋古満という名の遣唐使メンバー/「京」は長安を指す/井真成と天平遣唐使/朝貢の品々/帰國と遭難/船をめぐる最澄の記録/中國に早くからあった布製の帆/中國の船舶技術をめぐって
第三章
海を渡った人々
遣唐使のメンバー/選び抜かれた人物たち―使節(jié)/公私の通訳たち/遣唐使船を操る船員たち/遣唐使を助ける各種の技手/さまざまな分野の技術研修生/空海は薬生だった/待遇に差の大きい留學者/ある短期留學生(請益生)の例/短期留學僧(還學僧)の使命/長期留學者―阿倍仲麻呂と吉備真?zhèn)洌魧W者の目的/留學を目指した僧侶たち―道昭、道慈、玄昉、円仁など/中臣鎌足の長男?定恵の入唐―藤原氏と遣唐使/異色の國際人?霊仙/來日した人々/鑑真の來日/朝廷と鑑真/鑑真は何をもたらしたのか/鑑真の思い/鑑真の弟子たち/漢字の発音を伝える―袁晉卿/中國以外からの人々/日唐混血児たちの運命
第四章
往來した品々
延喜式に見る朝貢品リスト/工蕓品ではなく素材を朝貢/「出火水精」とは何か/現(xiàn)物貨幣としての輸出品/日本に伝わった唐の文物―「ブックロード」/膨大な漢籍と仏典が伝わる/留學者の選択による寫本/俗書『遊仙窟』はなぜ受け入れられたか/道教経典は選択されなかった/日本から唐へ渡った書物/書物請來への執(zhí)念/もたらされた仏像や舎利/みかん、茶などの植物/喫茶の風習/「脳源茶」をめぐって
終 章
日本文化の形成と唐文化
遣唐使の停止をどうとらえるか/外來文化受容の畫期/自らのフィルターで濾過して摂取する/派遣空白期の対中交流/文化の選択的受容とは/「開かれていた日本」なのか
あとがき
引用?參照文獻
遣隋使?遣唐使年表
索 引
圖書封面
圖書標簽Tags
無
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