歌と詩(shī)のあいだ

內(nèi)容概要

和文學(xué)にとって、漢文學(xué)は常に憧憬の対象であり、新たな表現(xiàn)の源泉であり続けた。和文學(xué)は漢文學(xué)をどのように受容し、変容させて、自らの思想を育んできたのか。萬(wàn)葉集から幕末の漢詩(shī)人までを視野に入れて、多様な古典作品の精緻な読解から、和語(yǔ)表現(xiàn)と漢語(yǔ)表現(xiàn)の比較考究を続けてきた著者の積年の論考を集成する。
本書(shū)所収の各章は，すでに公刊された次の論文に基づくものである．
（略）
このたび，それぞれに加筆訂正を施して本書(shū)に編成した．
さらにさかのぼれば，右の各論文は，おおむね勤務(wù)先の大學(xué)で擔(dān)當(dāng)する「國(guó)文學(xué)講義」のノートに基づくものである．受講生の多くは専門(mén)課程に進(jìn)學(xué)する前の二回生，國(guó)文學(xué)に特段の知識(shí)と関心をもつとは限らない彼らに向けて，「國(guó)文學(xué)と中國(guó)文學(xué)」と題する講義をこの十?dāng)?shù)年のあいだ続けてきた．學(xué)の未熟に加え，生來(lái)の口不調(diào)法は話を退屈にすることが多かったはずだが，おとなしく耳を傾けてくれた學(xué)生たちにまずは感謝したい．
講義中，彼らを眠らせないために，せめては誰(shuí)にも分かりやすいようにと，また次々と新しい話題を取りあげるようにとつとめた．本書(shū)に，もしいささかの特色があるとすれば，國(guó)文學(xué)や中國(guó)文學(xué)の専門(mén)的な知識(shí)を読者にもとめぬこと，時(shí)代や分野を限らずに和漢の文學(xué)のあれこれに觸れようとする點(diǎn)にあろうが，それはその事情にもよる．各章は，各分野の専門(mén)家を読者として想定するものではない．文學(xué)に関心のある誰(shuí)にでも読めるように書(shū)いた．面白く読めるかどうか，それは保証の限りではないが，少なくともそれを目指して書(shū)いた．
教室から飛び立った本書(shū)がはたしてどのような読者の手中に落ちることになるか，それを思えば，期待と恐懼とが，こもごも心に去來(lái)する．老教師となった今でも，講義の教室までを歩む廊下では動(dòng)悸を抑えられない．それにもました胸の高鳴りを覚えている．
（「あとがき」より）

作者簡(jiǎn)介

大谷 雅夫（おおたに まさお、1951年8月 - ）は、日本文學(xué)の研究者。京都大學(xué)教授。大阪府生まれ。1980年、京都大學(xué)大學(xué)院博士課程修了。2009年、『歌と詩(shī)のあいだ』で角川源義賞受賞。萬(wàn)葉集?江戸漢詩(shī)?和漢比較文學(xué)を?qū)熼T(mén)とする。
著書(shū)
『歌と詩(shī)のあいだ』 巖波書(shū)店 2008
校注?共著
『新日本古典文學(xué)大系 65 日本詩(shī)史、五山堂詩(shī)話』 清水茂?揖斐高共著、巖波書(shū)店,　1991
『新日本古典文學(xué)大系 萬(wàn)葉集（1～4）』　佐竹昭広?工藤力男?山田英雄?山崎福之共著、巖波書(shū)店、1999－2003
『新日本古典文學(xué)大系明治編 2 漢詩(shī)文集』　入谷仙介 ?山本芳明?揖斐高?宮崎修多?杉下元明 共著、巖波書(shū)店,　2004

書(shū)籍目錄

序説――「月」をめぐる和漢比較文學(xué)論攷
I 部　　歌語(yǔ)と詩(shī)語(yǔ)
一　歌と詩(shī)のあいだ
二　「吹」と「ふく」――和習(xí)の背景
三　酒壞に花を
四　酒壞の月，水の上の花影
五　目に見(jiàn)ぬ花
六　道をうづむ花
七　餞別の扇
八　形見(jiàn)の鏡
九　和漢聯(lián)句ひろいよみ
II 部　 漢文學(xué)の受容と変容
一　夢(mèng)
二　唐紅に水くくるとは――業(yè)平の和魂漢才
三　『蜻蛉日記』と漢文學(xué)
四　聞き紛う音
五　蕪村の発句と漢文學(xué)
六　青頭巾の問(wèn)い――江月照松風(fēng)吹，永夜清宵何所為
七　成島柳北の青春
あとがき

圖書(shū)封面

圖書(shū)標(biāo)簽Tags

無(wú)

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